シソ科ムラサキシキブ属花期6~7月
今回は、その名称から平安時代の歌人
紫式部を連想するムラサキシキブを
紹介するわ、女性だもん女の子が
紹介しなくっちゃね
和名の由来は、紫色に熟して重なる実を
紫重実(ムラサキシキミ)と言ったのを
歌人の紫式部に例えたという説があるわ
英名でも、その実の美しさから
Japanese beauty berry というの
低木の落葉広葉樹 樹高は2~3m程よ
お花の時は控えめだけど
秋の色が深くなるこの時期に
紫色のちいさな実をみつけると
ちょっぴりうれしくなっちゃうよ
「ムラサキシキブみっけ」ってね
そうね~ちょっぴり得した気分
ムラサキシキブのお花も、茎の先端に
集まって咲く集散花序で素敵なんだけれど
やっぱり紫色の実が印象的よね
集まって咲くことにより、受粉率を
高めるためなんだって
ムラサキシキブは変異種が多い植物で
園芸品種も多数販売されているの
オオムラサキシキブは葉・枝・花序が
ひと回り大きい品種で、琉球列島の
ムラサキシキブは全てこの品種なんだって
岩手県では準絶滅危惧種に指定されているわ
中間サイズも多くって明確に判断が出来ない
場合もよくあるの
シロシキブは栽培品種で実が白い品種よ
近似種としてコムラサキがあるんだけど
山や原野に自生して全体的に小柄な種類
果実が一番多く実るからステキよ
でも、岩手県では絶滅しちゃったの
他の県でも絶滅危惧種に指定されているわ
コムラサキは葉の先端から中央部まで
鋸歯があって、ムラサキシキブは葉の
全周に鋸歯があるから見分けがつくわ
そもそもムラサキシキブとコムラサキは
別種なの、混同されることが多いのね
園芸店で売られているのはコムラサキが
大半で、一般的に栽培されているのは
ムラサキシキブだと思われている
コムラサキなのよね
細かい事は、この際問題ないわ
どちらもステキよ
みつけた場所 守谷市松並周辺