ムシトリナデシコ(虫取撫子)

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ナデシコ科シレネ属花期5~6月

散歩コースの空き地にムシトリナデシコが
たくさん咲いていたよ。
名前の由来は、茎の上のところにネバっとした
部分があって、そこに蟻とかちいさな虫が
くっつく時があるから、それでこの名前になったんだ
このくっつく仕掛けは、下から茎を上って来て
花の蜜だけ食べて受粉に役立たない盗蜜の虫や
花を食べちゃう虫の被害を防ぐためと考えられるよ
ムシトリナデシコという名前だけど
食虫植物じゃないんだね。

ネバネバ作戦で虫を捕まえて
葉っぱでぐるぐる巻きにして
グチャグチャに溶かして
食べちゃうんじゃないんだね~

イヤイヤ…それじゃまるでホラー映画じゃないか…
日本へは、明治時代に観賞用として移入したんだ
その一部が帰化植物として定着、空き地や
道路脇等で赤い花を咲かせているね。
ムシトリナデシコの別名は
美しい花の印象から、コマチソウ
粘性の茎の印象から、ハエトリナデシコだったり
ムシトリバナなんて呼ばれているよ。
でもね、花粉を運ぶのは蝶や蜂達なんだ
だから、虫媒花なんだね。

ここからは、ペンペンが説明するわ
ムシトリナデシコの正式な学名はシレネ・アルメリア
「シレネ」という属名は、ギリシャ神話に登場する
「シレーノス」に由来しているの。
シレーノスは酒神ディオニュソスの従者であり
知恵を持つ半人半馬の精霊で、いつも酔っ払って
サティロス達と共にディオニュソスに仕えるの。
シレネ属が、この神話に因んで名付けられた理由に
関しては諸説あるんだけれど、一説によると
シレネ属の一部がネバネバした分泌物を持ち
ちいさな昆虫を捕まえちゃうことが、酒に酔って
捕えられたシレーノスの逸話と関連付けられた
からじゃないかと考えられるわ。

ペンペン得意のギリシャ神話をありがとう
酒と享楽を象徴する存在で、深い知恵を持つ
賢者として描かれるシレーノス
そんなギリシャ神話との関わりを思い描きながら
道端や空き地に咲くムシトリナデシコを
観察するのも、なんだか楽しいよね


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