ホオズキ(鬼灯・酸漿・鬼燈)

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ナス科 ホオズキ属花期6~7月

今年は暑いなぁ~っと思っていたらお盆の時期に
なったよね、あっという間に過ぎちゃうなぁ~
さて今日はホオズキについてお話しするよ
親しみ深い花なんだけれど原産地は不明なんだ
古くからお盆の時期、お仏前やお墓に飾る
風習があるよね
ホオズキを「鬼灯」と記すのは、お盆の時期
ホオズキの実を死者の霊を導く提灯に見立てて
盆棚に飾った事からなんだ

ママさんは意外と古風だから、そういうことは
ちゃんとしていたよ
パパさんと二人で楽しそうだったなぁ

昔からの風習を続けるのはステキだね
日本神話の八岐大蛇はホオズキの様な赤い目を
していたことからホオズキの別名は
「赤輝血」アカカガチや「輝血」カガチと
呼ばれていたんだよ

八岐大蛇って怖そうで~す
ヘビは嫌いで~す 一番嫌いで~す
一匹でもダメダメなのに 八つも頭があるなんて
無神経にもほどがあると思いま~す

八岐大蛇は毎年娘を一人ずつ食べちゃうんだぞ
って話が逸れちゃうから戻すね
英語名は Chinese lantern plant 
若しくは Japanese lantern
ホオズキは縁日のイメージがあるよね
東京都港区芝の愛宕神社の縁日が「ほおずき市」の
由来、浅草寺の「ほおずき市」は明和年間より
続く歴史があるよ
ホオズキの未熟な実や葉には有毒成分のソラニン
根には子宮伸縮作用のあるヒスタミンが含まれて
いるから妊娠中だと流産の可能性があるよ
江戸時代には堕胎剤として利用されていたんだ
その昔、一部の地域では農繁期の人手不足を
避けるために、農繁期と妊娠が重ならない様
ホオズキを利用していたとする記録があるんだ
なんだか話が重くなっちゃったね
食用ホオズキは生食やソース・砂糖漬・ジャムに
加工して販売されているよ、まだ日本では
一般的な食材とは言い難いけれど
糖度が15~16度もあって苺みたいな食感だって
秋田県上小阿仁村の特産品だよ(フルーツほおずき)

フルーツほおずき美味しそうやなぁ~
秋田県上小阿仁村って遠いのかなぁ~

糖度が15度以上あるから甘くて美味しいだろうね
ホオズキの実の中身を出して口で吹いて
音を出す遊びがあるけど、必ず熟した実を
使ってね!でも夜にホオズキの実を鳴らすと
ヘビが来るっていう言い伝えがあるから
ヘビが苦手な人は注意が必要だね
特にパツオはやめた方がいいだろうね~


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