キキョウ(桔梗)

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キキョウ科 キキョウ属花期6~9月

今日はお散歩の途中にある園芸店で
キレイな色のキキョウが人気だったので
キキョウのお話しをします
青みを帯びた紫色を桔梗色と言うんだね

は~い オニギリ博士~パツオも見ました
キレイな色のお花でした

はいパツオ君いつも元気なお返事ありがとうね
キキョウは、その蕾が風船の様な形でカワイイね
英名が Balloon Flower というのも納得
雌雄同花といって、ひとつの花に雄蕊と雌蕊が
備わっている花なんだ
被子植物には比較的普通にみられるよ
でもね、これが実は凄いんだ
キキョウは雄性先熟の花で、花が咲いた初期には
雄蕊が成熟して花粉を作り(雄性期)
雄蕊が萎れて花粉がなくなる頃に
雌蕊が成熟して受粉可能になるんだ(雌性期)
この事により自家受粉を防いで遺伝的多様性を
維持しているんだ

なんだか今日は難しいな~
あれぇ~オニギリ博士が光っているよ!

オニギリ博士は、お話の内容が複雑になると
スーパーシャケオニギリに変身するのであった!
(3分間だけ)

植物の世界では自家受粉して効率的に子孫を
増やしていく方法を選んだ種も数多いけど
遺伝子の多様性の面では突発的な事象
例えば異常気象や病気の蔓延などに抵抗力を
持つことが出来ず最悪種が途絶えてしまう
リスクがあるよね

だったらスーパーシャケオニギリ~
同じ仲間にも、いろんなタイプがいて
戦える方が良いのかなぁ?

遺伝子の多様性を選んで「強さ」を手に入れる
それは自家受粉を否定するから最悪受粉が出来ない
場合もあるというリスクがあるんだ
ならば自家受粉を行って確実性と効率を
手に入れたら突発的事象に対する抵抗力を失い
種が途絶えるリスクがある……
遠い昔に選んだ道が正しいか否かなんて
結局誰にも分からないというお話になっちゃうよ
これからも時間をかけて正解を求めるんだろうけど
知らない所でみんな戦っているんだね
因みに里山の放置や丘陵の乱開発による
環境の変化でキキョウは絶滅の危険性が高い
植物なんだ、あの華奢な体でどこまで戦えるのか…
今日のお話しはここまで、さようなら!

♪ 先生さようなら みなさんさようなら ♪


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