キダチダリア(木立ダリア)

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キク科ダリア属花期11~12月

秋の空に映えるキダチダリアのお話だよ
木立ダリアと書いてキダチともコダチとも
読むんだね
一般的には学名Dahlia imperialisの
imperialisが皇帝という意味なので
皇帝ダリアという方が馴染みがあるかな
草丈が6m以上にも伸びて、薄紫の花が
首を傾げて見下ろすようになるから
まさしく皇帝かもしれないね

ほんとに背が高いお花だよ
茎に節がいっぱいあって
まるで竹みたいだね

そうなんだ竹に似ているだろ
そこには水を溜める事ができるんだ
昔は竹も水を溜めて水筒代わりに
使っていたことがあったよね
皇帝ダリアの太い茎は、空洞になっているから
台風等による強風でポッキリ折れちゃうことが
たまにあるんだ、だから庭などに植える時は
添え木をしてあげた方がいいね

一日の日照時間が短くなると花芽を付ける
花の事を短日植物というんだけど
皇帝ダリアもその仲間だよ
だから日照時間の短い秋になると
茎が急に伸びだして花芽を付け始める
そんな皇帝ダリアは植えてある場所が
街灯や部屋の明かりが煌々とあたる所だと
花芽がつかなくなるから
夕方から夜間にかけての周辺環境は注意して
あげる必要があるよ、お花が勘違いしちゃう

パパさんは週末になると書斎にこもって
朝方までパソコンを叩いているから
書斎に面する裏庭には皇帝ダリアを
植えちゃダメやね
ママさんは週末、寝室の55inch4K テレビで
海外セレブのドラマを観るのが楽しみなんや
ボク知ってるわ

いや、その情報今いるかな…
これだけ大きく生長する皇帝ダリアだけど
楽しめるのは霜が降りる時まで
幾度か霜にあたると葉・茎・蕾が全て
黒く枯れてしまうんだ
急な寒波なんかが来ると途端に
地上部は枯れてしまうから
美しく咲き誇る時期には
思う存分楽しませてもらおうね

みつけた場所 取手市市之代 農業ふれあい公園


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