セイバンモロコシ(西蕃蜀黍)

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イネ科モロコシ属花期8~10月

今回は秋も深まってきた河川敷でお散歩さ
セイバンモロコシが猛威を振るっているよ
原産国は地中海沿岸だけど日本への侵入経路は
不明なんだ、1945年頃に関東方面から本州・四国
九州そして琉球・小笠原まで広がったんだよ
草丈200㎝位まで生長する大型多年草だ

ほんと、背が高いからボク達なんて隠れちゃうよ
もしヘビが出てきたら…
考えただけでも気絶しそう…

群生していると中は薄暗いからね…
田や畑に侵入すると、ほんと厄介な存在だ
除草作業で刈り込んだとしても、強力な再生力で
あっという間に茎や葉が再生されちゃう
まるで某SF映画の超大作続編に出てきた
液体金属のT1000みたいだよ
あろうことか薬剤抵抗性をもつ個体まで現れたんだ
他を圧倒する繁殖力だけじゃなく大量の花粉を
放出するから花粉症の元凶でもあるんだ

パツオは液体金属じゃなくって
液状スティックタイプ
チュールがいいな~

いや…だから…ネコ用おやつの話じゃないし
セイバンモロコシの若い株や上位葉(年齢の若い葉)
には青酸が含まれているため家畜が中毒を起こす
危険性があるんだ。
刈り取り作業や踏みつけ等のストレスを受けた
セイバンモロコシほど多量の青酸を含んでいる事が
確認されているよ。
セイバンモロコシは約13000粒以上の種子をつけ
風によって広範囲に蒔かれるんだ
種子の寿命は長く、土壌シードバンクで発芽に
適した環境が整うまで静かに待っていて
環境条件が揃うと梅雨時期にコンニチハと顔を出す
土中の地下茎からも繁殖するんだから
見事なほど群生するのも分るよね
少し重い雰囲気になっちゃったかな
昔の子供達は、セイバンモロコシの葉を
全てちぎって茎だけにして、先端に糸を結んで
スルメを餌にザリガニ釣りの竿をつくったんだ
セイタカアワダチソウの茎も竿になったね
子供にとっては楽しい遊び道具さ

ザリガニ釣り行こうぜ~
いっぱい釣ってママさんに料理してもらおう
龍蝦(ロンシャー)龍蝦(ロンシャー)
ママさん上海へ旅行してたよね
今夜は上海料理を満喫だ~

みつけた場所 利根川河川敷


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