カジノキ(梶の木)

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クワ科 コウゾ属 花期5~6月

守谷市高野から利根川河川敷へと続く道を
散歩したら赤い実をつけたカジノキをみつけたよ
和名の由来は昔コウゾが「カゾ」と呼ばれ
「カゾ」が転訛したと考えられているんだ
それと言うのも、カジノキとコウゾは異なる種
だけど、識別が難しく古くから混同や混乱を
招いたんだって。
カジノキは雌雄異株で雄花序は4㎝~8㎝程の
紐みたいな形で垂れ下がり、雌花序は直径2㎝程の
球状で薄い紅色の糸みたいな花柱がフニャフニャと
無数に伸びるんだ。
秋になると赤く熟した2~3㎝程の集合果が実り
生食もできるし、ジャムにすると美味しいんだって

ママさんが喜んでジャムを作りそうや~
グツグツ煮る時には、何故か黒い服着てはるわ
木べらでクルクル混ぜてる姿が少し怖いし…
部屋中に甘い匂いが漂って誘惑するんや
「ポテトも食べる?」って…
ジャム食う猫って見たことあるかっ?

甘いものの誘惑って困っちゃうね…
カジノキの樹皮は繊維が強く、古くは古墳時代
樹皮から木綿(この場合の木綿は「ゆう」であり
糸状にほぐして布にしたもので、同じ木綿とは
別物)をつくっていたんだって。
また、その強い繊維は和紙の原料として
利用されているよ。
カジノキは宗教上神聖な木として扱われてきた
歴史があり、諏訪大社の境内に植えられ
諏訪大社の神紋にはカジノキの葉や幹・根まで
全てが描かれているんだ。
江戸時代には、七夕でカジノキの葉を短冊代わりに
願い事を書いたんだって

来年の七夕はカジノキの葉っぱで決まりだね
パツオは、どんなお願い事を書くの?
「チュール」
いなばかよっ!

みつけた場所 守谷市高野利根川河川敷周辺


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