ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属花期6~9月
今回は、最初からスーパーシャケオニギリで
スタートだ!何故かと言うとヨウシュヤマゴボウの
果実が黒紫色に熟す時期が再び巡って来たからさ
ヨウシュヤマゴボウは明治時代に西洋タンポポと
共に日本へやって来たんだ。
原産国は北アメリカで、現地では pokeweed
または inkberry と呼ばれているよ
inkberryとはヨウシュヤマゴボウの果実を潰して
出た果汁を簡易的なインクとして使ったからなんだ
また、お菓子の色付けに使われたり、安いワインの
着色にも利用されたよ。
今はもう、その毒性で使わなくなったらしいけど…
この果汁が服につくと、ほんとに落ちないからね
ヨウシュヤマゴボウは全草有毒で特に果実の中の
種子が最も毒性が強いよ。
誤食した場合、初期の段階では嘔吐や下痢
摂取量が多ければ、興奮状態から精神錯乱に陥り
中枢神経が麻痺を起こして呼吸障害・心臓麻痺に
至り死亡する可能性があるんだ 強烈だね
一般的に「山ごぼう」として販売されているのは
キク科アザミ属のモリアザミのことでモリアザミの
太い根がゴボウの様な見た目と味から「山ごぼう」
として販売されているんだ。
だから、ヨウシュヤマゴボウとは全くの別物
赤の他人、縁も所縁もございません位に
覚えておいてね
アメリカでは、子供がヨウシュヤマゴボウの果実を
ブドウやブルーベリーと同じと思って食べちゃう
事故が毎年絶えないんだ
子供の場合、果実の中にある種子を数粒食べた
だけで取り返しのつかない事態になるから
この時期、保護者の方や保育施設の方々は
事故が起きない様によろしくお願いします。
自然あそびを紹介する本で、いろんな草花を
利用して楽しい遊び方を案内しているね
自然に親しむことは良い事なんだけれど
例えば、ヨウシュヤマゴボウを使って色水遊びを
楽しもうっていう内容を読むと少し心配
ヨウシュヤマゴボウに限らず、意外に身近な
草花が思った以上に危険なことがあるから
事前準備だけは慎重にして頂きたいです。
スーパーシャケオニギリからのお願いだよ~
いろんな草花の、いろんな事を
勉強して、みんなと仲良しに
なりたいな~
さぁ楽しいお散歩に行こう!
行こう!
みつけた場所 守谷市大木周辺