ブナ科 クリ属 花期5~6月
今日はボク達猫が食べても大丈夫なクリのお話しだよ
と言っても適量だよ、食べ過ぎはダメだからね
適量なら猫の疲労回復効果があるんだって
さて、クリの仲間は日本種・中国種・アメリカ種
イタリア種があるよ
和名のクリの由来は諸説あるんだけれど
古語で小石を意味するクリを小石の様に硬い
殻のクリに例えて呼んだことからという説があるよ
落葉性高木で高さ15m幹の太さ80㎝以上になるよ
ママさんがこの前マロングラッセっていう
お菓子を食べていたけど、めっちゃ甘そうで
食べたかった~
マロングラッセはやめた方が良いぞ~糖分多過ぎ
英名 chestnut 毬(イガ)の中が
部屋(chest)の様に分かれて実がある様子から
命名されたんだって
クリは雌雄同株で雌雄異花 花序は5~6月に
長さ10㎝~20㎝の紐の様な種状でクリーム色
花序の上部には小さな雄花が多数咲き、その下部に
ぷっくりした雌花が2~3個咲くんだ
クリの雄花は独特の生臭いにおいを漂わせ
蠅や蜂を呼び寄せて受粉を行う虫媒花なんだ
受精した子房が肥大してクリの実になるよ
古くは京都の丹波地方で盛んに栽培されて
後に日本全国に広まったんだって
ニホングリには「砺波」「丹沢」等の品種があり
実は大きいが甘みが少ない丹波栗は京都産で
「銀寄」という大きな実の品種が有名だよ
現在のクリ生産量BEST5は
茨城県がトップで熊本県・愛媛県・岐阜県
埼玉県と続き、名産地は丹波地方である
兵庫県・大阪府・京都府
沖縄県以外46都道府県で収穫されているんだ
クリは縄文時代から栽培されていたことが
青森県三内丸山遺跡から出土したクリのDNA鑑定で
証明されているんだ、なんだか凄いね
すっごく昔から生活に係わってきたんだね
秋の頃、焼き栗なんて美味しいよ
焼き栗ってフランス人みたいだな~
蜂蜜の蜜源植物で鉄分ミネラル類が豊富で
ヨーグルトや濃厚なチーズと相性がいいんだって
木材としての利用は、硬く腐りにくい特性から
柱や土台、線路の枕木として活用されてきたよ
乾燥すると斧で綺麗に割ることができて
燃やすと熱量も多いから薪として優秀だよ
いろんな形で人の生活に係わって来たクリも
昭和20年代には日本全土に100種を超える品種が
あったんだけど、戦前 中国から持ち込まれた
クリタマバチ(栗玉蜂)によって、その大半が
消滅したんだ
勿論、生産農家も黙っちゃいないよ
クリタマバチの最恐の天敵である
チュウゴクオナガコバチをクリの生産地に
ぶち込んだんだ!かくして被害は激減したよ
因みに、クリタマバチって雄成虫が発見されて
いないんだ、雌成虫が単為生殖するんだって
色々お話聞いたけど、秋が待ち遠しいや
茹でてもいいし、焼いてもいいし、ジャムだって
美味しいぞ!ママさんの出番だね~
秋になったらボク達で拾いに行こうよ!
みつけた場所 守谷市城址公園周辺