今日は常総運動公園の側を流れる
鬼怒川河川敷をお散歩だ
黄色くて背が高いお花をみつけたよ
少しずつ離れてみんなで並んでいて
黄色いお花がいくつも咲いているんだ
オニギリ博士にお名前聞いてみよう

ビロードモウズイカだね
別名アイヌタバコとかニワタバコと呼ばれるよ
アメリカ中西部では
cowboy toilet paper（カウボーイのちり紙）
Adam’s rod（アダムの杖）
hare’s beard（野兎のひげ）
なんて呼ばれて19世紀頃は40種もあったんだって
日本には明治時代初期に観賞用として導入
乾燥した砂礫土壌を好むけど荒地や裸地などで
パイオニアプランツ（先駆植物）でもあるよ

地面に大きな葉っぱの輪があったよ

それはビロードモウズイカのロゼッタだよ
通常は二年生の双子植物で最初の年は
ポテトのみつけたロゼッタを生成して
二年目に高さ1ｍ～2ｍ位の分岐しない花茎を
つけるんだ　全ての部分が毛状突起で覆われて
この毛の密度は葉が最も濃くビロード状で
角度によると美しい銀色に見えるよ
花は一日花で夜明け前に開花して午後には
しぼんじゃう　この間に多くの昆虫たちが
訪花するけどハナバチ類が有効なポリネーター
（花粉を運んで受粉させる動物）だよ
仮にポリネーターの受粉がなければ
自家受粉もできるんだって
研究によるとこの種子は100年以上　土の中で
発芽の時を待てるらしいよ　凄い！
種子にはサポニン・配糖体・クマリン・ロテノンが
含まれていて　この成分により魚は呼吸困難を
起こすので　古くは魚毒として毒流し漁に
広く利用されていたんだ
人との関わりが深い植物なんだね

ぼくが切り株に乗っても届かなかったよ！
葉っぱがフワフワで　本当にウサギさんの耳
みたいだったよ
みんなもよかったらそっと触ってみてね


※　植物を触った後は必ず手を洗おうね
　　パツオのお願い