ハエトリグサ(蠅取り草)

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モウセンゴケ科ハエトリグサ属花期5~7月

今朝の散歩は、ポテト君のお家へ行ってきたよ
ママさんが買ってきたハエトリグサがかわいい
名前の由来は、日本の不快害虫の代表格がハエ
そのハエを植物がたべちゃうというインパクトから
ハエトリグサの名前がついたんだ。
英語名は Venus Flytrap(ヴィーナスの蠅取り罠)
葉の縁に並ぶトゲ状の突起が、まつ毛に見えるから
でも、葉が全部開いていたら、目がパッチリ
いっぱいあるってことで…ちょっと怖いかも…

なんだか、葉っぱの周りの毛が牙に見えてきた
もしも、おっきなハエトリグサがあったら
パツオ食べられちゃうよ…

そんなに大きいハエトリグサはいないから…
ハエトリグサの虫を捕まえる葉(捕虫葉)の
内側には左右それぞれ3本(稀に4本)の感覚毛が
生えていて、虫がこの毛に20秒以内に2回以上
触れると、葉が0.5秒で閉じるんだ。
閉じた葉の縁のトゲが檻の役目をして、捕らえた
獲物を逃がさない構造になっているんだよ。
閉じた後に消化液を分泌して10日程度で栄養吸収
ハエトリグサはモウセンゴケ科に属しムジナモや
モウセンゴケと同じ祖先をもつとされているんだ
粘着式のモウセンゴケの捕虫毛がハエトリグサの
感覚毛に進化したとする説があるよ。

ドイツのヴェルツブルク大学の研究によると
約7000万年前に茎や葉の遺伝子が多様化し
捕虫器官へと変化、虫から栄養を得るようになり
他の栄養吸収機能が退化しちゃって
生息環境に合わせるようハエトリグサは
「挟み込み式」の罠を進化させていったんだ。
この「挟み込み式」の罠をもう少し詳しく言うと
虫が感覚毛に触れると活動電位(電気信号)が発生
この信号は葉全体に秒速6~25㎝の速さで伝播して
1回の刺激で細胞内のカルシウムイオン濃度が上昇
2回目の刺激で濃度が閾値(しきい値)を超えると
葉が閉じて、30秒以上経過すると濃度が減少して
2回目の刺激があっても短期記憶の消失により
反応しなくなるんだよ。
葉は元々外側に反っていて、電気信号が伝わると
構造的にパチンッと反転するんだ、例えるなら
下敷きに力を加えるとペコッと曲がるあの感じ
「座屈現象」って言うんだけど、葉はこうして
虫たちを閉じ込めてしまうんだ。

ハエトリグサは光合成だけでも生きていけるけど
原産地のノースカロライナ州の湿地は、窒素やリン
などの栄養分が極端に少ない環境だから
葉緑素によるエネルギー生成は可能でも
成長に必要な栄養素が足りない環境なんだ
だから、虫を捕らえて消化することで窒素・リン
カリウム等の栄養素を補う戦略を選んだんだね
エネルギー源としては光合成が主役
捕虫は、栄養補給の補助的役割なんだ。
1枚の葉が閉じられる回数は約5~6回程度で
それ以上繰り返すと葉は力尽きて枯れてしまう
大き過ぎる虫や蟻を捕まえると1回で枯れる事も…
不必要に触らないようにしてあげてね。
ハエトリグサは虫媒花だから、間違って花粉を
運んでくれる虫(送紛者)を食べちゃうことが
無いように、捕虫葉は地面近くにロゼット状に
広がって、花は30㎝程の花茎を立ち上げた
離れたところに咲くんだよ。
まるで、倫理的配慮みたいで不思議だね。

さぁて、今回も少し長くなっちゃったけど
悠久の時間をかけて手に入れた、生きるための
戦術には感動しちゃうよね。
虫のサイズになって、葉が閉じる瞬間を
閉じた時のボフッ!!ていう風を感じながら
観たら、さぞかし怖いだろうな…
まぁボクは猫だけどね…猫でよかった…
では、今日はこれでお仕舞
♪先生 さようなら みなさん さようなら♪


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