ドウダンツツジ(灯台躑躅)

,

ツツジ科ドウダンツツジ属花期3~5月

過ごしやすい日も増えたから、公園の広場で
ドウダンツツジのお話だよ。
名前の由来は、枝が三方に伸びる姿が
「結び灯台」の脚に似ている事からついたんだ。
「灯台」が訛って「ドウダン」になったんだって。
「結び灯台」とは、3本の丸い棒を紐で結んで
上下を開いて立てた上に油皿を置いて火を灯す
昔の照明器具だね。

ペンペンからひとつ、ツツジは漢字で書くと
「躑躅」なんだけど、これには「ためらう」や
「足踏みする」という意味があって
ツツジの美しさに、ついつい足を止めて
見入ってしまう様子からついた名前なんだって

ペンペン素敵な情報をアリガトウです。
ドウダンツツジは、その愛らしい壺の様な形をした
花が注目されるけど、10月中旬から11月にかけて
葉が燃えるように真っ赤に染まる紅葉も
魅力のひとつだよね。
見事な紅葉を楽しむためには、日当たりの良さや
気温の変化が重要で、お日様がよく当たる場所で
育てる事や、適切な剪定と夏場の乾燥を防いで
適度な湿度を保つことが、より鮮やかな紅葉を
楽しめるポイントになるよ。

昔は、有毒植物と考えられていたんだけれど
現在、科学的根拠がない事が明らかになって
毒性が無い事が分かったんだ、よかった。
1980年代以前の植物図鑑には有毒とされていて
誤解が広まってしまったんだ。
この誤解は、スズランに似た花であること
他の有害なツツジ科の植物であることが原因で
生じた可能性があるよ。
壺の様な花の付け根には、こぶ状の突起があって
この狭い隙間に蜜が溜まる事により
外へ流れ出さない仕組みになっているんだって。
ハナバチなど特定の虫たちが訪れては甘い蜜を
分けてもらう代わりに、花粉を運んでいるんだね。
ツマキチョウという蝶の仲間もやってくるけど
どうも花粉を運ぶことはなく、蜜だけを摂取する
盗蜜の可能性が高いんだって、やるなぁ…


PAGE TOP