ミチタネツケバナ(路種漬花)

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アブラナ科タネツケバナ属花期3~4月

お散歩していると、白くてちっちゃなお花を
みつけたよ、これはミチタネツケバナだ
こんなにちっちゃいけれど、遠くヨーロッパから
来た帰化植物なんだ
1988年植物博士河野昭一が富山県で採取したのが
日本初で、その後の調査から、1992年に
ミチタネツケバナの和名がつけられたんだ

オニギリ博士~みんなでゴロゴロ転がったら
ちっちゃなお花が良く見えるよ
昨日、田んぼの畦道をお散歩した時も
同じ白いお花がいっぱい咲いていたよ

それはきっと同じアブラナ科の仲間の
タネツケバナだね、見た目が凄く似ているよね
ミチタネツケバナとタネツケバナの見分け方は
ミチタネツケバナの果実(長角果)は茎に沿う様に
直立して、花より高く突き出るよ
タネツケバナの果実(長角果)は茎に対して
斜めに突き出す様について、花の位置より上に
飛び出すことはないんだ
生えている場所も違って、ミチタネツケバナは
名前が示す通り、道端や空き地などに咲いていて
タネツケバナは、田んぼの畦道や水辺に咲いているよ

タネツケバナは在来種なんだ
名前の由来は、タネツケバナの咲く頃に
種籾を水に漬けて田んぼの準備をするからで
漢字表記は種漬花だよ、タネを漬けると書くんだ
ミチタネツケバナもタネツケバナも熟した種子を
弾き飛ばすことで知られているよ
この現象は「バラストコープ」と呼ばれ
植物が種子を広く拡散させる仕組みで
果実が成熟すると内部の種子も成熟
果実が乾燥する過程で内部の水分が減少して
果実壁に圧力が掛かる
最終的に果実壁が裂けて内部の圧力が解放されると
同時に種子が弾け飛ぶ仕組みなんだ
親株バイバ~イ、ボク達頑張るよ~てなもんで
こうして新しい環境で生育する可能性を広げる
同じ属の植物が共有する、この巧妙な戦略には
進化の共通性があって興味深いよね

こんなにちっちゃなお花にも
こんな戦略があるなんて凄い!
ボク達も頑張ってお散歩をして
色んなお花をみつけて、オニギリ博士に
教えてもらおうね
そろそろお腹が減ってきたぞ
今日のお昼は何がいい?
ネコ好き町内会長さんのお庭でお昼にしよう
ボクは、kalkanやわらかパテ無添加マグロ!
ボクは、能登産高級ヤガラ一夜干しセット!
ちゅーる!ちゅーる!チャオちゅーる!


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