フヨウ | 楊貴妃にたとえられるけど外柔内剛よ

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🐾 弱いだけじゃないんだぜ 🪴

庭に咲く少しピンクに染まったフヨウの花
秋空の下、少し首をかしげて咲くフヨウの花
まるでボンボンみたいな、ピンクに染まった八重のフヨウ

アオイ科フヨウ属花期7~10月

みんなで並んで、朝の散歩に出掛ける編み猫たち

今朝の散歩でみつけたのは、フヨウだよ。
名前の由来は、フヨウは元々蓮の美称で
中国唐以前の時代では、蓮の事を指していたんだ
だけど、フヨウの花が蓮に似ていることから
フヨウと呼ばれるようになったんだ。
唐時代には「木芙蓉」と呼ばれ、宋代以降に
略されてフヨウになったんだって。
芙蓉如面柳似眉(面は芙蓉の如く、眉は柳に似る)
という詩句があって、楊貴妃の美しさを
フヨウにたとえたものなんだ。
フヨウという名前には、蓮にも似た美しさへの
憧れや、中国文化に対する深い詩情が
込められているんだね。

ぺんぺんを先頭に、朝の散歩で草花との出会いを楽しむ編み猫たち

フヨウは一日花で、朝に咲いて夕方には萎んじゃう
その中でも「酔芙蓉」は花色が変化する種で
朝には白色、昼頃には淡いピンク、夕方には紅色と
花弁の変化が酔ったように見えることから
酔芙蓉と命名されたのよ。
時間経過と共に赤く染まる花を「酔った」と
例えるなんて、ステキな感覚よね。
じつはこれ、温度が高いほどアントシアニンが
合成されて赤みが強くなるんだって。
ほらね、事実は無粋でしょ(笑)

秋空の下、みんなで散歩の途中の休憩中

一日花であるフヨウは、繊細で華奢なイメージを
持っていると思うけど、フヨウの茎の繊維は
とても強靭でしなやかだから、昔から漁網や縄
籠の材料として利用されてきたんだ。
意外なことに、和紙の補助原料としても使われて
紙文化にも貢献してきたんだ。
楊貴妃にたとえられて光栄だけど
その実、外柔内剛で内なる強さも自慢なんだね
弱いだけじゃないんだぜ。

みんなの前で、大好きなジャッキー・チェンの映画を説明するポテト

酔うって話になると、昔パパさんと観た
ジャッキー・チェンの映画
「ドランクモンキー酔拳」の話をせなアカンな
1978年公開、ユエン・ウーピン監督の映画で
酔ったような動きで敵を翻弄する「酔八仙拳」を
コミカルに描いたカンフー映画やで。
「酔八仙拳」は実在の拳法なんやけど
それをジャッキーが現場で即興的に動きを
アレンジしたんやって、凄いな。
師匠にしごかれるシーンは、実際にバケツに
水を張って筋肉強化訓練をしてたらしいで。
当時は、ブルース・リーの再来と期待され
硬派な作品に出演してたけど、この「酔拳」で
アクロバティックでユーモアたっぷりのスタイルが
世界的な人気を得るきっかけになったんや。
因みに、撮影初期には「蛇拳」の姉妹編として
企画されてんけど、内容的には完全に独立した
作品になったんや、パパさんと観た当時は
カンフーごっこばかり二人でしとったなぁ…
アチャー!!


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