チドメグサ(血止草)

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🐾 血ィ吸うたろかぁ~じゃなくって… 🌵

ひっそり咲くチドメグサ
集まって咲くチドメグサ
葉の下に隠れるように咲くチドメグサ

ウコギ科チドメグサ属花期5~10月

野原でみんなで相談だ

今朝の散歩でみつけたのは、チドメグサだよ
名前の由来は、葉の汁を傷口につけると止血効果が
あるとされ、民間療法で使われてきたことから
この名前がついたんだ。
その含有成分はサポニン・フラボノイド
タンニン等で抗炎症・止血作用があるとされては
いるけど、薬学的に完全に解明されている訳では
ないから使用の際は注意が必要だよ。

オニギリ博士と楽しく語るパツオ君

血が出た時は、赤チンを塗ればいいんだって
IT系事務所のお姉さんが言ってたよ

パツオとポテトに説明するオニギリ博士

赤チンって…えらい昭和なIT系事務所のOLだね…
昨今の野草食ブームで、チドメグサが食べられると
紹介されていることもあるみたいだけど
青汁より青臭いし、苦みもあるから
食べられないこともないけど、味や安全性には
注意が必要だよ。
特に採取場所の衛生状態や農薬・排気ガスの
影響を確認することが不可欠だし
シュウ酸が含まれている可能性があるから
大量摂取は絶対に避けようね。

野原で講義をするオニギリ博士

チドメグサの仲間はアクアリウムで水草として
活用されていて、アマゾンチドメグサは
丸くて明るい緑色の葉で、水中でも育ちやすく
メダカやグッピーと好相性なんだって。
ウチワゼニクサは、葉がうちわ型で水上・水中
どちらでも育つからビオトープに人気なんだ。

野原でドラキュラの説明をするポテト

チドメグサは、血を止めるんやけど
血の話やったらドラキュラを連想するわな
15世紀のルーマニア・ワラキア公国の君主
「ヴラド・ツェペシュ」に由来すると言われててな
この君主の俗称が「串刺し公」やで…なぜかって?
それはな、オスマン帝国の侵略に対抗するため
敵兵2万人を串刺しにして晒しよってん…
串に刺したから血ィも全部流れてもうて
カラカラや、そんな状態やし吸血鬼のイメージが
結びついたんやろうなぁ…
その一方で、スラヴ圏の民間信仰や病気(狂犬病)
とも深く関係していて、死体が血みどろで
埋葬されとったことが「吸血鬼化した」と
誤解されたという事例もあんねんて…
ほんま、おっかないなぁ…


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