


ヒガンバナ科アガパンサス属花期6~8月

ペンペンとパツオ君で守谷市役所と駅前を
お散歩したらアガパンサスが咲いていたわ
この時期に、青く涼し気なお花を咲かすから
公園やお庭に植えたりして人気者ね。
名前の由来は、ギリシャ語の愛を表すagapeと
花を表すanthosが語源なんだって。
和名は「紫君子蘭」でクンシランという別の花に
似ているけど、お花の色が青紫だから紫君子蘭よ

背が高くって、先っちょに青いお花が
たくさん咲いていて豪勢な感じだね。

優雅な姿と、涼し気な花色で生け花の花材としても
人気があるわ。でもね、ヒガンバナ科の植物に
共通するアルカロイド系のリコリンを
含んでいるから、少量でも摂取すると
嘔吐や下痢の症状を引き起こす可能性があるの
眼に入ると結膜炎になっちゃうわ。
汁液にはサポニン類が含まれていて、肌に付くと
皮膚炎を引き起こすから、取り扱い注意ね。
ペットを飼っているお家は、犬や猫にも
有毒だから注意してあげてね、誤って食べちゃうと
嘔吐や下痢などの中毒症状を引き起こすわよ。

有毒成分の説明が長くなっちゃった…
ここからはアガパンサスのギリシャ神話よ
全知全能の神ゼウスが、虹の神イリスに
恋をするんだけれど、イリスは困ってしまって
ゼウスの妻であるヘラに助けを求めるの
めっちゃ嫉妬深い事で有名なヘラも
この時ばかりは、イリスを助けるために
七色の首飾りをかけ、神酒をふりかけて
イリスを虹の姿に変え、空へと送り出したの
その時、地上にこぼれ落ちた神酒の雫から
咲いたお花がアガパンサスなの。

ギリシャ神話は浮気や横恋慕の話で持ち切りさ

ほんと、その度にいろんなお花が咲くんだから…
古代ヨーロッパでは、アガパンサスを
「ラブレターの花」として、想いを伝えるために
贈る習慣があったんだって。
アガパンサスの語源「アガペ」はキリスト教の
影響を受けて「神の愛」と解釈されることもあり
一途に想う純粋な愛を象徴するお花として
扱われてきたのよ。
最後は、アガパンサスのイメージ通りのお話しが
できてよかった…フゥ~