ボケ(木瓜)

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バラ科ボケ属花期3~4月

久々に公園を散歩していると、ボケが咲いていたよ
原産国は中国なんだ、日本へは平安時代に渡来
観賞用に栽培されて、その後、野生化して
帰化植物になったんだ
一説によると、古い発音で「木瓜」を「ボケ」と
読んだ可能性があって、それが定着したんだって

それやったら「ツッコミ」っていう花もあるんかな?

無いよっ!ボケとツッコミって捻り無さすぎ!
大正時代に、日本全国で園芸がブームになって
ボケの品種改良も盛んになったんだ、特に新潟と
埼玉県で花の色や形状の改良が行われて
これのよりボケの花が日本庭園等で利用される
機会が増えたんだって
昭和40年代の高度経済成長を背景に園芸ブームが
再燃、ボケの花の品種改良が再び注目されると
一般家庭で鉢植えとして楽しむことができる
コンパクトな品種が誕生して、当時の園芸雑誌に
特集されたり、展示会が開催されたりと
人気を博したんだ
新潟県や埼玉県で培われた技術は全国に広がり
現在のボケの品種基盤となっているんだよ

ボケは9月~10月頃に黄緑色の果実をつけ
生のままだと硬く酸味が強いから
良い香りがするまで待つと熟した証拠なんだ
熟した果実は、蜂蜜漬けやジャムにすると
保存も効くし、トーストに塗って食べちゃうぞ
ビタミンCが含まれているから免疫力の向上と
美肌効果・疲労回復の効果が期待出来て
血糖値を安定させるのに役立つ成分もあるから
パパさんなんか良いんじゃないかな
奈良県桜井市の「陰陽師・安倍晴明公」出生寺院
大化元年に創建された日本最古に属する寺院である
「阿部文殊院」では、境内の木瓜から収穫した実と
特別な清酒をベースとした薬膳酒「ぼけ酒」を
販売しているんだ、食前酒や炭酸割にして頂くと
何だか不思議な力が漲ってきそうだね

意外と身近に咲いているかもしれないボケの花
9月~10月頃には、ボケの実も熟すから
蜂蜜漬けやジャムをつくるチャンスよ
熟す前の実を慌てて食べると、お腹が痛くなる
可能性があるから気を付けるように
ボケの実は、睡眠不足やストレス等による
疲労物質を分解する成分が含まれているから
焼きたてのバケットにボケの実のジャムを
たっぷり塗って食べちゃおう!
そうだ、料理が得意なポテトのお家のママさんに
リクエストしなくっちゃ、ポテトは何処で
散歩しているのかな…


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