クリスマスローズの仲間(寒芍薬・八手花笠)

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キンポウゲ科クリスマスローズ属

みんな大好きクリスマスローズのお話だよ
クリスマスローズとは本来クリスマスの時期に咲く
ヘレボルス・ニゲルのことで花色(萼弁色)が
白色の冬咲き
初春(2~3月)に園芸店で扱われているのは
レンテンローズで花色(萼弁色)が赤や紫・緑等
色が豊富で一重咲や八重咲など種類も豊富なんだ

全部同じクリスマスローズやと思っていたわ
自分の好きな花の色を探すのも楽しいな

同じ仲間だから楽しめば良いんじゃないかな
レンテンローズはキリスト教聖灰水曜日
(Ash Wednesday)から復活祭(Easter)までの
期間であるキリスト教四旬節(Lent)の時期に
咲く春咲きの花なんだ
ドイツでは、レンテンローズは厄除けや
悪魔を追い払うと信じられ、新しい生命と
再生の象徴なんだ

こうなるとギリシャ神話の話をしなくっちゃね
ギリシャ神話ではレンテンローズは魔法の植物
レンテンローズの根を使って人々を癒す儀式が
行われたという伝承があるわ
著名な預言者であり医師でもあるメラムプスは
酒と狂気、豊穣と劇の神ディオニュソスの
怒りを買ったアルゴスの王女達をレンテンローズの
根を煎じてつくった薬を飲ませて癒したの
このエピソードは、レンテンローズが古代から
薬草として利用されていたことを物語っているわ

ペンペンならではのギリシャ神話ネタだね
クリスマスローズの話に戻すと、キリストが
ベツレヘムで生まれた時、牧羊女マディリーナは
貧しさ故に贈り物を持って行くことができず、悲しみ
涙を流していたんだ、それを見た天使は
マディリーナの涙が滴り落ちた地面一杯に
美しい白い花を咲かせ、喜んだマディリーナは
その花を摘んで生まれたばかりのイエスに
捧げることができたんだ、この白い花が
クリスマスローズなんだね、この伝説により
キリスト教の信仰において特別な意味を持つ
花となったんだって、イギリスでは修道院の
庭に植えられているよ
でもね、葉や根茎に強心配糖体サポニンや
ヘレブリン等の有毒成分が含まれていて
心臓にダメージを与える危険性があるんだ
致死量に達すると非常に危険だから
ガーデニング等で取り扱う時は手袋を
必ず着用しようね。
そうだ、先程の話に出てきた預言者メラムプスは
動物と話す能力があって予言に役立ったんだって

動物と話せるなんて、ヒュー・ロフティングの
ドリトル先生やんか、だったらボク達の話も
聞いてもらって、日頃のストレスを解消して
もらいたいわ…結構ストレス溜まるもんな
そんでもって予言してもらいたいな
来週あたり能登半島直送高級ヤガラの
一夜干しセットが食べれるでしょう…
てな具合でね


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