


キンポウゲ科

これから暖かくなるとオダマキが園芸店に並ぶね
不思議な花弁の形をしたオダマキは
園芸店でも人気者だよ
オダマキは雑種がつくりやすいから
多くの園芸品種があって、花弁の色も豊富なんだ
その中でも、ミヤマオダマキ(深山苧環)は
北海道から中部地方以北、南千島から朝鮮北部
樺太に分布している青紫と白色のコントラストが
美しい高山植物なんだ、でも、秋田県・宮城県
群馬県・石川県で絶滅危惧種に指定されているよ
セイヨウオダマキ(西洋苧環)はヨーロッパ原産の
アクイレギア・ブルガリスと北米産の大輪の花を
咲かせる種との交配種の事で、いろんな花弁の色で
楽しませてくれるよ

オダマキの英名は columbine ラテン語で
鳩を意味する Columba からついたの
つぼみのシルエットが鳩に似ているからだって
他には、花弁が後ろに反り返って、細長い距が
スラリと伸びている形から「ダンサーのドレス」と
表現されるわ、ほんとかわいいお花よね
でも、シェイクスピアは別の形で表現したの
戯曲ハムレットでオフィーリアが花を配るシーンで
「フェンネルとコロンバインをどうぞ、フェンネルは
忠誠心、コロンバインは不忠を象徴するのよ」と
オダマキ=コロンバインが出てくるわ

オダマキには色別の花言葉があるんだよ
紫は「勝利への決意」赤は「心配して震えている」
白は「あの方が気がかり」なんだ
オダマキはキンポウゲ科に含まれる
プロトアネモニンという有毒成分が、傷ついたり
細胞組織が破壊された時に生成されて
皮膚に付着すると皮膚炎の可能性があって
誤食すると、胃腸障害や心臓障害で重篤な
状態になる危険性があるから、ガーデニング等で
扱う場合はゴム手袋の着用が必要だよ
特にペットや子供には十分に注意してね
ここで美味しい情報があるよ
石川県の宝達志水町にある谷口製菓は、能登地方の
名物和菓子「おだまき」を製造、鎌倉時代から続く
伝統的な餅菓子なんだ。季節限定商品があって
春は桜おだまき、夏は冷やしずんだおだまき
秋は能登栗おだまき、冬は金沢柚子おだまき
もちもちした食感と上品な甘さは、能登の土地柄を
感じさせる上質な和菓子だよ。

数年前に、パパさんが出張で能登へ行った時に
お土産で「おだまき」を買って来たわ
その時に「能登はやさしや土までもって古くから
言われているけど、素朴な人情からかなぁ」って
ママさんと食べながら話していたわ
今は、ママさん能登の特産品や美味しいものを
ネットで購入して、少しでも復興の力になれたらと
買っているみたいやわ、能登沖高級魚ヤガラの
一夜干しセットなんか良いと思うけどなぁ…