クサネム(草合歓)

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マメ科 クサネム属 花期7~10月

今日は、公園からポテトと一緒にスタートだ
クサネムというマメ科の花を紹介するよ
和名の由来は、葉が合歓木に似ているから
クサネムの花は、マメ科特有の蝶々に似た
薄黄色の花で蝶形花冠というんだ

ほんとだ、黄色の蝶々みたいだ
こんな蝶々が飛んでいるのを春先に見たよ

そうだね、モンシロ蝶より少し小振りで薄黄色の
キタキチョウがクサネムに産卵して孵化した幼虫の
食草がクサネムなんだ。
葉は葉軸の左右に羽のように並び、夜になると
閉じちゃう睡眠運動をするよ
かわいいから機会があれば観察してみてね

寝ちゃうんだ~かわいいなぁ~
寝返りは打つのかな?
寝言を言ったら、ちょっと怖いかも…

植物の種子は、水分を吸収する事により発芽の
スイッチが入るんだけど、クサネムの種子は
硬実種子で、種子の外皮が水分を通しにくい構造で
この事が種子毎に発芽タイミングのズレを生んで
結果として駆除を難しくしているんだ。
何故ここで駆除と言うのかは、クサネムは河川敷や
水田・畑の周辺に多く生え、特に水田周辺で
繁殖するので農家にとっては最悪の存在なんだ。
クサネムの鞘から落ちた種子が水面に浮上しながら
発芽して子葉を開き、その浮力で旅を続け
行き付いた適度な水分を含んだ水田で着床
根を伸ばし成長を始める、こんな戦術で広がるんだ
また、厄介なことに9~10月にかけて成熟した
種子は黒色で大きさが玄米とほぼ一緒だから
米の収穫時に混入すると機械での除去が困難で
米の品質や等級への影響が懸念されるんだ。
マジ害草だね農家にとっては

流れ流れて行き付く先は~水飲み場?

みつけた場所 守谷市城址公園周辺


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