ムクロジ科カエデ属花期3月~5月
今回は、切り株の上からイロハモミジの紹介だよ
和名の由来は、イロハモミジの葉が指の様に
5~7つの裂片となっていて、この裂片を
数える時に「いろはにほへと」と数えたからだよ
別名イロハカエデ(伊呂波楓)タカオカエデ
(高雄楓)と呼ばれ、タカオカエデは京都の
高雄山が名所として有名な事からなんだ
モミジやカエデと言えば本種の事を指す程
代表的だね。
パツオ知ってるもん、あの木は、もう少ししたら
キレイな色になるんだよ。
よく覚えていたね~パツオ偉いぞ
原産地は、日本(福島県以南)朝鮮半島・中国
台湾だよ。
日本の山野に自生し、秋の頃には見事な紅葉で
楽しませてくれるよね。
神社の境内や庭園、個人の家にも植えられて
美しい日本の文化を演出してくれるよ。
植物学上はモミジとカエデの区別は無いんだ
園芸の世界では、葉が深く裂けた方がモミジ
切れ込みが浅いとカエデなんだ。
よく知られている事だけど、カエデとは葉の形が
カエルの前脚の手に似ている事からカエデだよ。
♪ ピョコン ペタン ピッタンコ ♪
♪ トノサマガエル アマガエル ♪
カエルさんのお手てはカエデのお手て~
昭和のアニソンがここで出て来るとは…
モミジと言えば大阪府箕面市の「久國紅仙堂」
1940年より続くお店で、一年間塩漬けにした
モミジの葉を伝統製法でカリッとした歯応えと
ほんのり甘い素朴な味が癖になる
「もみじの天ぷら」が有名だよ。
イロハモミジの種子には秘密があって
2枚の羽根がついている「翼果」なんだ
見た感じバランスが悪く見えるけど
じつは、この種子と羽のバランスこそ
独特の回転と飛距離を伸ばす絶妙なバランスなんだ
ヘリコプターみたいに空中でホバリングする
ハチドリやトンボの飛翔原理と同じ原理で
揚力を生み、風に乗って長距離を飛ぶよ。
ポンッと投げてごらん、くるくる回転する
事により落下速度を緩め、滞空時間を稼ぐのさ
オーストラリアにある企業は、カエデの種子を
ヒントに一枚羽のシーリングファンを開発
このシーリングファンは、従来のシーリングファン
よりも低速で、効率よく空気を攪拌させるので
消費エネルギーを削減でき静音性にも優れた
商品なんだ、一度見てごらんイロハモミジの
種子にそっくりでカッコいいぞ~
みんなでイロハモミジさんから種子を
少し分けてもらって、くるくる飛ばしてみようよ
ちいさいお友達もやってみてね
くるくる上手に出来るかな~
みつけた場所 守谷市土塔森林公園周辺