キンポウゲ科センニンソウ属花期7~9月
今の時期、白く美しい花を咲かせるセンニンソウの
お話をするよ。
和名の由来は瘦果に綿毛があって、その様が
仙人の髭に似ていることからついたんだ。
別名ウマクワズ(馬食わず)とも呼ばれていて
それは本種が有毒植物で馬も牛も決して食べない
からなんだ。
茎や葉から出る汁が皮膚につくと炎症を起こすから
花の美しさにひかれて折ったりすると危険だよ
皮膚が弱い人は、触るだけでも炎症を起こす
可能性があるから気を付けてね
触る時は手袋が必要だね
部屋に飾ることは無いと思うけど…
ちょっと離れて楽しむのがいいや
そうだね~その種に応じた楽しみ方があるよね
センニンソウは、高級石鹸みたいな香りが
一番の魅力かな。
群れ咲く傍で漂う香りは別格だよ
この香りは嗅いだことがあるよ
「ポテト私の美しさは…罪深いの?」って
ママさんが、お風呂でめっちゃ高い石鹸使いながら
聞いてくるんやけど、その時の匂いやわ
パパさんの時は、やたらスースーするシャンプー
使いながら「ドンキで半額セールだぞ」って
大喜びで頭洗ってるわ。
不思議とこの二人は仲がいいんだなぁ~これが…
取り敢えず、お花の話に戻そうか…
センニンソウはクレマチスの原種で蔓性多年草の
園芸品種クレマチスは「つる性植物の女王」と
呼ばれるほど人気があるよね。
テッセン(鉄仙)カザグルマ(風車)は
園芸用クレマチスを指す名称だよ。
日本には20種、世界には300種のセンニンソウ属が
存在するんだ。
民間療法として、センニンソウの生の葉を
扁桃炎・神経痛・リウマチの患部に張り付ける
治療法があったけど、センニンソウの毒性が強く
非常に危険だからやっちゃいけないよ。
そんなセンニンソウのポリネーター(花粉媒介者)は
ハチやチョウ達なんだ、群れ咲く時期には
ハチも大忙しに周りを飛んでいるから
ちいさいお友達も、観察する時は気を付けてね
みつけた場所 守谷市本町周辺