それって必要?
🐾 町内会長さんのお庭のブロック塀の上で
のんびり佇んでいたら、玄関の前で呼び鈴を
鳴らそうか、鳴らすまいか迷っている若者がいたよ。
なんだかブツブツと独り言をつぶやいているから
耳をそばだてて聞いてみると、どうも食べ物が
無駄に捨てられていることに悩んでいるみたい。
そこで町内会長さんに相談しようと来てみたけど
いざとなると勇気がなくて迷っていてんだね。
そこへタイミングよく外出しようとした
会長さんが出てきたから、若者は驚いて挨拶をして
なぜ訪ねてきたかを不器用だけど、真面目な
言葉使いで会長さんへ伝えると
会長さんも、最初はびっくりしていたけど
にこやかな表情で若者を応接室まで招き入れ
彼の意見を応接セットのテーブルをはさんで
落ち着いた雰囲気で聞いてくれたんだ。
ボクもいつの間にかブロック塀から降りて
応接室が見える、盆栽を並べてある棚の上で
箱座りをキメて聞いていると、知らないところで
そんな無駄が平然と行われているって事に驚いて
盆栽棚から落ちそうになっちゃったよ(笑)
だから、今回は「廃棄は、どうして?」について
お話しするよ。
🍚日本全体でこれだけのロスが…。
その若者の話によると、日本全体の食品ロス量は
年間約472万トン(令和4年度・環境省)
☑家庭から出るのは236万トン
☑小売・外食等事業系からは236万トン
これは、国民一人あたり1日おにぎり1個分を
捨てている計算になるんだって…。
🏪コンビニのお弁当・おにぎり廃棄の実態
コンビニ全体で年間20~30万トン、この数字は
日本全体の3~5%に相当するよ。
これを1店舗あたりの廃棄量で考えると
1日10~15㎏(おにぎり約90~140個分)
全国5.7万店舗で換算すると、1日650万個前後の
おにぎりを捨てている計算になる。
廃棄コストでは、1店舗あたり年間468~470万円分
廃棄していることになるんだって…(怖)
🚮なぜそんなに捨てちゃうのか?
コンビニには”3分の1ルール”というのがあって
賞味期限を3分割し最初の1/3で納品、次の1/3で販売
1日でも過ぎると返品・廃棄対象になるんだ。
これは日本特有の商習慣で、ロスを増やす
大きな要因と言われているよ。
じゃあ発注を絞ればいいんじゃね?って考えるけど
コンビニ本社が忌み嫌うのが”売り逃し”
せっかく売れるのに商品が無い状態が大っ嫌い。
だからコンビニ各社は「廃棄率2%以内」を目標に
しているところもあるんだって、ってことは
はなから捨てることを考えているんだ…。
🏪コンビニ会計という問題
本部は店舗に商品を卸せば卸すほど利益が上がる
廃棄ロスはロイヤリティ計算に含まれないから
店舗側の負担が大きくなる。
結果として「多めに仕入れる」構造が温存される。
🛒スーパーマーケットの食品廃棄
スーパー単体の最新データは細分化されにくいけど
小売業全体で49万トンの食品ロスが発生しているよ
スーパーで特に多い廃棄要因としては
☑賞味期限・消費期限切れ
☑過剰仕入れ(特に生鮮)
☑見切り販売の遅れ
☑季節イベント商品の売れ残り(恵方巻とか)
クリスマスケーキなんかもそうだよね。
🏪🛒結局、誰が負担していると思う?
廃棄するって事は、そのロスを負担する必要があるね
それは当然、販売価格に含まれているんだよ。
じゃあどれくらい含まれているかというと
公的に明示された数字は存在しないんだ。
ここから先は、検索などで得られた事実と
そこから導ける”構造的な推定”を元にお話しするね。
🏪コンビニの廃棄コストはどれくらい?
公正取引委員会の調査だと、1店舗あたり
年間468万円分の廃棄ロスが発生している
おにぎり・お弁当の廃棄率は
☑おにぎり:約9.5%(198.6個仕入れ→18.9個廃棄)
☑弁当:約13%(39個仕入れ→5.2個廃棄)
つまり、弁当は1割前後が廃棄されているのが実態
これを聞いたパツオが「マジっすかっ!」って
前髪パッツパツで驚いていたよ。
この廃棄率約10~13%を考えると、販売価格に
上乗せされるロス分は、弁当価格の約5~10%程度が
含まれている可能性が高いと考えられるよ。
(※これは構造からの推定で、公式数値じゃないよ)
🛒スーパーマーケットのお弁当の場合
スーパーはコンビニほど詳細な廃棄率データが
ないんだけど、農林水産省によると…。
☑小売業全体の食品ロスは約49万トン
☑生鮮・惣菜は特に廃棄率が高い
スーパーはコンビニより利益率が低いから
廃棄ロスは価格により強く転嫁されやすいんだ。
これらによりスーパーでは弁当価格の約5%前後が
廃棄ロスとして含まれていると推定できるよ。
🚮これまで話した廃棄ロスに伴う負担金は
正式な名称が無い”名前のない負担金”ってこと
敢えて言うなら”廃棄ロス負担金”
商売をする上で、利益を出すことは正しい事だし
何の問題もないんだけど、最初から10%前後の
廃棄を前提とした名もなき負担金を含んで
価格設定をする構造には、どうしても倫理的な
ざらつきを感じるんだなぁ…猫舌なだけに(笑)
そして、そのざらつきは”知らないうちに購入者が
負担している”という事実によって、より強くなる。
🐾廃棄が便利さの代償なら、あまりに悲しい…
お正月でも、深夜でも、いつ行っても棚の上には
おにぎりやお弁当が並んでいる。
そんな光景を「便利になったね」って言うだけで
かたずけちゃっていいのかな?
お弁当が並んでいるって事は、誰かがお正月に
工場でつくっているってこと。
そのお弁当を深夜に働きながら売っているってこと
そして、余ったお弁当は、バックヤードで静かに
捨てられていくってこと…。
🐾そんな若者の話を静かに頷きながら聴いていた
町内会長さんは、額に手を当てながら
「この話は、一度町内の主要メンバーに話してみて
せめてこの町内では、何かできないか考えてみる」
そう言って、今までの話で疲れてしまった
若者と握手をして、やさしい笑顔で玄関まで
見送っていたよ、若者は深々と頭を下げると
「ボク一人では解決できなかったので」と言い残し
帰っていったんだ。
さて、これで「廃棄は、どうして?」はお仕舞
この続きはnoteというメディアプラットホームに
投稿してあるから、もしよかったら遊びに来てね。
次回は「ペットはお友達?」のお話しだよ。
この前、可愛い女の子が「私、ワンちゃんが欲しい
お店に行って買って」とお父さんに言うと
「その前に、ちょっぴりお話があるよ」って
お父さんは、娘とベンチに座って
ペットショップの実情をやさしく娘に
聴かせ始めたんだ。
ボクも、そのベンチの傍へそっと近づいて
聞いていたんだけど、お父さんの話し方は
ほんとに優しさが溢れていたけど、その内容は
ベンチの足を爪とぎで細~くしてしまったほど
衝撃的な内容だったよ。
そんなグラグラになったベンチの上から
お届けするから、また遊びに来てね(笑)
もしこの記事が心に触れたら
コーヒー一杯の応援を頂けたら嬉しいニャ(笑)
