君は”宇宙細菌ダリ―”か?助けて~セブン!?
🐾今朝も何気にブロック塀の上で散歩を楽しんでると
近くのマンションのベランダから恋人同士の会話が
聞こえてきたんだ。その彼氏は雑誌のライターを
しているんだけど、彼女が何気に言った一言に
彼氏が黙り込んじゃった…。
「友達の2歳の幼児が元気一杯で、ついつい食器を
落として壊れちゃうから、最近は陶器じゃなくって
プラスチックに変えたんだって、今じゃ100均で
いろいろ可愛いのが売ってるもんね」ってね。
それを聞いた彼氏の表情が急に硬くなって
「そうじゃないんだ…解るけど…そうじゃない」
そこから彼氏のやさしい説明が始まったよ。
彼女も最初はキョトンとしていたけど
話を聞くうちに、事の重大さに気付いたみたい
そこで、彼氏の始めた”マイクロプラスチックの
正体”がボクの想像をはるかに超えていたんだ…。
🎓彼氏の説明によると1960~1980年代に
プラスチックは、その耐久性や軽量なことが
評価され爆発的に普及したんだ。
しかし、その「分解しない」性質が後に環境中で
微細化して残留する問題へと繋がっていくんだね。
📖マイクロビーズは”海の中で毒を運ぶスポンジ
みたいな存在!?
2000年代に入ると海岸でマイクロビーズ(化粧
品等の微粒子)や粉砕されたプラスチックが
海洋汚染として問題化、海洋生物への影響が
報告されて国際的な議論が始まったんだって。
マイクロビーズは5㎜以下の微細なプラスチック
粒子のことで、プランクトンや魚介類が餌と
間違って誤食して、消化器官に詰まったり栄養失調
成長阻害等の影響を与えるらしいんだ。
📖このマイクロビーズは厄介なことに
表面にPCBやDDT等の残留性有機汚染物質を
吸着しやすくって。これを取り込んだ生物の体内に
濃縮するんだ、これって下位のプランクトンが
摂取したマイクロビーズは、最終的に魚を食べる
食物連鎖の頂点である人間やボクたち猫にも
めっちゃ影響があるって事…オイオイ。
🛞タイヤは意外にも”見えないプラ工場”だった!?
ここで、ひとつ質問だよ、みんながイメージする
マイクロプラスチックの主な発生源といえば
ペットボトルやストローなんじゃないかな?
ところがね、実は車のタイヤが”世界最大級の
マイクロプラスチック発生源”のひとつなんだ。
タイヤ由来のマイクロプラスチックは
全体の約30~50%を占めるという推計もあるよ。
タイヤは”ゴム”じゃなくって”複合プラスチック”
天然ゴム+合成ゴム(プラスチック)+カーボン
ブラック+添加剤で構成されていて
走行中に摩耗して5~100ミクロンほどの
微粒子が道路に落ちると、雨水と一緒に排水溝へ
流されて下水処理では完全に取り切れず海へ流出…
意外なところに主犯格が潜んでいたって訳。
ポテト君もビックリして猫パンチしてたよ(笑)
👕🧤海洋マイクロプラスチックの発生源第2位は
これまた意外な化学繊維の衣類なんだよ。
フリースやポリエステルの衣類を洗濯する度に
繊維が流出して、1回の洗濯で数十万~数百万本の
繊維が出ることもあるんだ。
第3位は梱包材や容器、日用品のプラスチック製品
摩耗や破砕によって発生するよ。
そして第4位が使い捨て手袋(ニトリル・PVC等)
最近よく食品業界で見掛ける様になった青い手袋や
医療でも大量消費されて、劣化すると
マイクロプラ化する事が確認されているんだ。
🩺海洋生物に対して影響があるって事は
人間に対しても深刻な影響を心配しちゃうよね
ここからは影響が出る可能性はあるが
まだ研究途上という事を踏まえてお話しするよ。
現時点では、リスクは”ゼロではない”けど
”確定的な害が証明された訳でもない”という
中間地点的な状況なんだ。
🍼子供は成長期の臓器・免疫・神経系が未成熟で
外部物質の影響を受けやすいから心配だね。
体がちいさいから体重あたりの摂取量が
大人より多くなりやすいんだ。
乳児の場合は哺乳瓶・粉ミルク調乳・玩具等からの
暴露が特に多いと考えられているよ。
熱湯や電子レンジで加熱する事により
溶出量が増える傾向があるんだね。
それと、幼児は玩具を嚙み嚙みする事が多いよね
そうなるとナノレベルで体内に取り込んでしまう。
特にナノサイズの粒子は細胞膜を通過しちゃって
脳にまで到達する可能性があるんだ。
脳みそが…って聞いたポテト君は目がまん丸に(笑)
🦠今回の特別ゲストはポテト君だったけど
マイクロプラスチックの話を聞いていると
1968年5月放送ウルトラセブン第31話
「悪魔の住む花」を思い出したんだって
その内容は、女の子が花弁だと思ってにおいを
嗅いだら、それは宇宙細菌ダリ―の卵で
その女の子の体に侵入した宇宙細菌は
人間の血のフィブリノーゲンを食べて
寄生した人間を吸血鬼に変えてしまう…
セブンは意を決してミクロサイズになり
体の中に侵入して、宇宙細菌ダリ―を倒す…
というストーリーなんだって。
残念ながら、ウルトラセブンはいないから
マイクロプラスチックの脅威から
子供たちを守ってあげないとね。
🐾長期的な健康影響は、まだ研究中で確定した
”安全ライン”は存在しないのが現状。
ナノサイズの粒子は体内に入りやすく
炎症や酸化ストレスを引き起こす可能性があるんだ。
だから、今の段階での実用的アドバイスは
☑熱湯を直接プラスチックに注がない。
☑電子レンジ過熱はガラス・陶器を使う。
☑哺乳瓶はガラス製も選択肢に加える。
☑食洗器の高温設定は避ける。
☑傷んだプラスチック食器は早めの交換。
完璧じゃなくてもいいよ、できる範囲で実行する
そうすれば、未来に余計な荷物を持たずに済みそう…
そしてね、社会もただ黙っている訳じゃない。
☑新素材の開発(生分解性プラ・ガラス・金属)
☑気づき始めた個人の努力と行政・企業の取り組み
☑海外では、既に規制が進む国も現れている。
とはいえ、すぐに健康被害が出るという話では
ないから、落ち着いて”できる範囲での工夫”でOK
子供たちがすくすく育つように、安心して
美味しい食事ができて、噛み噛みしても大丈夫な
玩具がいっぱいな世界を残せたらいいな(笑)
ボクたち猫も安心して日向ぼっこができる世界は
人間の子供にとっても優しいはず。
さて今回の「マイクロプラスチックってどんな奴」は
これでお仕舞、次回は「国産って、どこ産?」
食品の「国産表示」に関して、意外と認識が
間違っていることに、この前スーパーの駐車場で
ゴロゴロしていた時に気が付いたからお話しするよ。
国産って表示がある落花生でも用意して
また、遊びに来てね(笑)
もしこの記事が心に触れたら
コーヒー一杯の応援を頂けたら嬉しいニャ(笑)
