スイカズラ(吸葛)

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スイカズラ科スイカズラ属花期5~7月

散歩の途中でスイカズラをみつけたよ
名前の由来は、花の管の奥に甘い蜜があって
子供が良く吸って遊んだことからなんだ。
スイカズラの原産国は東アジアで日本・中国
韓国に広く分布していて、日本全国の平地や
山野に自生しているんだ。

なんだか白いお花や黄色いお花があったよ
クンクンすると、いつもボクにちゅ~るをくれる
IT事務所の受付のお姉さんみたいな香りがしたよ。

高級な香水みたいな香りがするね~
スイカズラの花は昼間に開花して、夜になると
甘い香りが一層強くなって、夜行性の昆虫達を
引き寄せるんだ、そして、より多くの受粉を
促す戦略をとっているんだよ。
スイカズラの花は受粉すると黄色く色付くから
白い花と黄色い花が同じ茎についているんだ。
だから、別名金銀花と呼ばれるんだね。

スイカズラは欧米では観賞用として
栽培される事もあるんだけれど、北米や
オーストラリアでは、繁殖力が強すぎて
在来種の生育を妨げる外来種として問題視しているよ
地域によっては駆除の対象になっているんだって。
スイカズラによく似たヒョウタンボクという
同じスイカズラ属の花があるんだけど
赤い瓢箪みたいな形をした猛毒の実がなるんだ。
なんと、あのトリカブトと同程度の毒性で
その有毒成分は、未だに解明されてないんだよ。

そんな猛毒のお花と間違ったら大変だよ
ピクピクひきつってあの世行きだよ

ちゃんと見分け方を覚えようね
ヒョウタンボクの実は、その名が示す通り
瓢箪の様な形をした赤い実なんだ、それに対して
スイカズラの実は球状で、最初は緑色だけど
熟すと黒緑色になるから見分けられるよね。
ヒョウタンボクの花は、花弁が5枚綺麗に分かれて
咲くのに対して、スイカズラの花は上に4枚
下に1枚別れて咲くからね、違うだろ。
よ~く観察すれば、怖がることも無いんだよ。
もちろん事故だけは絶対避けたいけど
必要以上に怖がらずに、ちゃんと理解して接すれば
ワクワクドキドキする事をお花達は教えてくれるよ


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